デジタル・ディスラプターとは

最近よく耳にする言葉に、デジタル・ディスラプターがあります。

この概念はAI全盛時代ならではのもので、破壊的なイノベーションを齎す技術を意味します。ビジネスの世界では、このデジタル・ディスラプターによって潰れる企業と潤う企業とに2分すると言われています。

例えば、ライドシェアと呼ばれるタクシーの運営形態が世に誕生して以降、旧来のタクシー業界は危機的状況にあります。また民泊システムが生まれたことで、ホテル業界に激震が走っています。

このような例は枚挙に暇がありません。アマゾンがそうしたように、デジタル技術を駆使できる企業が時代遅れの企業を次々と呑み込んでいく時代になっているのです。この流れは業界の別を問いません。

これまで独占状態だったメディア業界もまた、デジタル・ディスラプターの脅威に曝されています。DVDはネット配信の登場で淘汰されていますし、テレビ業界も動画配信サイトに脅かされています。

デジタル・ディスラプターは時代ごとに異なりますが、現代ではスマートフォン関連の技術が筆頭でしょう。裏を返せば、スマートフォンのあらゆる機能に対応できない企業は潰れる運命にあります。

さて、デジタル・ディスラプターに負けないように企業がIT化するのは当然のことですが、このIT化は個々の会社の生き残りはもちろんのこと、社会的問題の解決にも極めて有効です。

社会的問題の典型例は少子化問題です。労働人口が減少する中、限られた人員で労働生産性を上げる他ありません。

既に日本の人口のピークは2008年に迎えており、その後は急激なスピードで減少し続けています。外国人労働者の受け入れという選択肢も考えられますが、お座なりの対策では根本的な解決は望めないでしょう。